カテゴリー: WoT

HEAT 復習

なんかHEATの記事は結構役に立っているみたいだからもう一回おさらいしておこう、私も高ティアに入ってHEATを撃つ機会が増えてきているからな、覚えておくことに越したことはない。基本的にはまえ書いた記事に沿った形になるが、間違った点はここで直しておこう。

HEAT弾はHigh-Explosive Anti-Tankの略称で、成形炸薬弾とも呼ばれる。AP弾やAPCR弾などは発射時の初速を使い、飛翔体を高速で対象に当てるため運動エネルギー弾と呼ばれる、一方HEAT弾はモンロー/ノイマン効果を利用しているため、化学エネルギー弾と呼ばれる。

モンロー/ノイマン効果については専門家が口にするような専門用語がポンポン出てきて非常に解り辛いが、高圧力をかけてメタルジェットを発生させることが出来るっていうことなのだろう。

第二次世界大戦時のHEAT弾は砲弾口径の約2倍程度の装甲版を貫通させることが出来たようだ、運動エネルギーを使用しないので距離による貫通力減衰が全くなく、着弾時の貫通力は一定である。そのため遠距離射撃で使用された。

ただし、爆発用の信管の影響とモンロー効果の有効距離の影響で、装甲のわずか数十cm離れたところに鉄柵や後付装甲を付けるだけで貫通力が激減してしまうという弱点もあった。

ちなみにBF4のHE弾はこのHEAT弾に相当するものだと考えられている。AP弾はHEAT-MP弾(多目的対戦車榴弾)と考えられ、HEとAP弾の中間の様な性能らしい。サボット弾はAPDS弾の「Armor Piercing Discarding Sabot」のSabot(サボット)から来ている、この砲弾は装甲を貫通することのみに特化しており、現在のサボットでは貫通力300mmを超えるものがあるらしい。

 

 

HEAT弾は、WoTでは特殊な計算方法で貫通処理を行われる。

AP弾は距離による貫通力減衰があるが、HEATには3つの貫通力減衰効果がある。

1.装甲に命中後、10cm進むごとに貫通力が5%ずつ低下する

2.装甲に命中後、HEAT弾の貫通力は入射角の影響を受ける

3.履帯は空間装甲として扱われる(履帯が20cmの場合HEAT弾の貫通力は10%減少する)

これらの減衰効果が与えられた上で、装甲を貫通するだけの貫通力があれば貫通することになる。

HEAT弾は角度に弱いんでしょ?って言われるが、実は貫通判定に移行する幅はHEATの方が広い、AP・APCRは70°+標準化の角度まで貫通判定に移行するが、HEATは85°まで移行する。ただ85°まで角度が付いてしまうと装甲厚は11.4倍もの厚みになってしまうので、むしろ貫通する確率の方が低い。

 

HEAT 1

というのが前回のHEATの記事。大部分は正しいが一部間違いの存在する箇所がある。それは貫通力減衰についてだで、本来であれば「10cm進むごとに5%の貫通力減衰」を「10mm進むごとに5%の貫通力減衰」として扱ってしまっている。

そのため、図の左側にある数字の最後、装甲に着弾するときの貫通力の実際値は「290.4mm」となる。決して99mmまで貫通力が減衰するわけじゃない。いつか書き直そうとは思っていたが書き直す機会がなかなか現れなかったので今回でやっと訂正だ。申し訳ない。

 

heat-1

 

まぁつまるところこうだな、一応貫通力の減衰があったとしても330HEATを真っ直に撃ち込めば貫通は容易である、と。まぁみんなが聞きたいのは違うことだろうとは思う、HEATを撃っていて履帯に吸われる事があったり、何故か貫通しなかったり、といった経験がある人は多いと思う。

たしかに貫通力が330もあるHEAT弾であれば、いかなる角度であろうとも側面であれば貫通は容易なはずだ、上に書いてある通りに空間装甲の貫通力減衰をもってしてもそれなりにしか貫通力は減衰しない。だが、世の中そんなに甘くない。

これがHEATの実情である、1枚目の画像は、E50Mの通常弾であるAPCR弾 貫通力270の場合。そして2枚目が同車両の課金弾であるHEAT弾 貫通力330の場合だ。

2015052319154321620150523191543299

 

車体側面に限った話ではHEATでの貫通は非常に難しいことがわかる。これはHEATの計算が特殊であることを示している。おそらくではあるが、上に書いてある貫通力減衰、単純な装甲厚換算ではなくモジュールへのダメージを与える計算のように「着弾点からどれくらいの距離空間装甲を通過したか」という計算になっているものと思われる。

深読みしすぎる考え方だと、史実の履帯幅のデータが各車両の履帯の隠しパラメーターとして保持されており、HEAT弾の貫通力減衰に用いられている。一般的な考えから行くと先ほど書いたように着弾点からのどれくらい通過したかで取られる。なんで深読みの考えが生まれたかというと下の画像を見てもらえばわかると思う。

 

2015052319285710320150523192857155

1枚目はObject.430、2枚目はE50Mだ。2両とも車体側面装甲は同じ厚みで、画像を見てわかるとおり同じ角度をとっている。撃った砲弾はどちらも330HEATである。

わかるだろうか?Object430は貫通できてE50Mはほとんど貫通できない。E50Mにはたしかにサイドスカートっぽいものがついてはいるが、それより下側を見たとしても貫通できないことは明白だ。この2車両の何が違うか、それは「履帯幅」ということになる。

E50MはObject430の約1.5倍近い履帯幅を有している。そのため、着弾点がObject430より遠く、貫通力の減衰が大きくなる、ってことではないかなと、私は思ったわけだ。

 

どちらにしろHEATについては まだまだ研究が必要だろう、この記事を見た諸兄もぜひ、チームトレーニングなどでHEATについて研究してもらえれば幸いだ。

 

 

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