今回はウェストフィールドと砂の川、カレリアなどのマップに修正が加えられた。実際に戦うまでその改変に気づいていなかったがこれがなかなかいいのかもしれない。細かく見ていこう、まずはウェストフィールドから。
マップとしては大きな改変があまりないように見えるが、改変前と後ではまるで違うマップのように変わっている。車両ごとが向かうべき場所は基本的には変わらないようだが、向かった先での戦い方に差がある。まず左上側の重戦車が殴り合う地点。
Vier9.7迄は大きな稜線が一枚あるだけだったが、それが撤去され小高い丘が複数設置された。また、今までTDが潜伏できるような茂みが後方に配置されていたがそれも消えた。HTでの殴り合いエリアがよりスピーディーに行われるようになったわけだ。また、中央の街も少し増えてたりと若干射線が通りにくくなってたりもする。
大きな改変はもう一つあり、普段ならばLT・MTの何かが偵察に入る南側。ここにも稜線が追加されている。これにより視界と射線が通りにくくなり、接近戦も可能になった。街からの射線を遮ることも可能だ。ただ街をある程度進行されると撃たれやすくなるので街の重要性は今まで以上に上がったとも言えるだろう。
このマップの全体的な修正として、地形がだいぶ平坦になっている。どれくらいかっていうと左上の台地と右下の台地、同じくらいの高さになっている。そのため駆逐戦車の射線が大きく通るようになり、今まで以上に射線の通り方を意識しなくてはならなくなった。
今までとは違い、戦場全体が膠着しにくくなった印象の修正だな、このマップに関してはそれなりにいい修正だろう、ただTDの隠れられる茂みがかなり限定的になっている、各陣地良い潜伏地点は1箇くらいで、まだ判明していない。
一応画像で示しておこう。
ジークフリートラインも微妙にではあるが修正されている。
変わったのは主に左側のエリア、バンカーが複数追加されたのと1箇所大きく窪んでいる地形ができた。ハルダウンができるレベルの緩い窪みではないが、視界を取るための茂みも付属させられている。一応入る価値はあるといえばあるが、結構難しそうだ。
次は砂の川、このマップも大部分はあんまり変わらないが極所的に大きな修正が加えられている。
ミニマップ上ではあんまり変化はないが、主にJ/Kラインでの変化が大きい。K3~5にあった大きな稜線が削られて、一方的に視界を右側陣地が一方的に視界を取ることができなくなった、またK8/9の中間地点に小さな稜線が設置され、射線・視界を通しにくくなっている。
通常戦ではある意味定石であった下側に一両配置して上を攻める、というのがしにくくなった。そして中央の川が少し干上がり、さらに川から丘に向かって上がれる通路ができた。川の重要性を上げる目的なのかは知らないが、とりあえず少し便利になったってことだな。
通常戦ではあんまり影響のない程度、セオリー通りにことを進めるのはできるが極所的な戦術を少しだけ変えなくてはならないだろうな。まぁ大した影響ではないことを祈ろう。
最後はカレリアだ、砂の川と同じように大きな影響、というほどの改変ではないが、このカレリアはまた曲者の一つだ。普段通常戦でのセオリーは丘を必ず取ること、もしくは主力を反対側の平地に大きく振ることのいずれかだった、それほどまでにあの丘は重要で、あそこを取られたら基本的に勝敗が決するとまで言われたくらいだ。
だが今回からは丘へのアクセスが増えて、反対側の平地も改変されたって話だ、今までとは違ったカレリアを楽しむことができるだろう。まぁこれがいい改変かどうかはわからない、実際に改変されてからそう時間も経っていないからな、今後マップの改変に合わせていろいろな戦術やら何やらが生まれてくるだろう。
左上の3ブロックに新たなエリアが追加され、そこではダメージ交換の戦いを行うこともできる。今まで通りだと基本丘の取り合い、そしてこれからは左上3ブロックと丘上の戦いになるだろう。
最後に紹介した砂の川・カレリアは強襲戦で有名なマップで、今回の修正で攻撃側・防衛側双方に大きな影響を与えた。攻めが有利になったと思えば守りも有利になっていたり、今まで使えていた防衛地点が使えなくなったりと新たなポジション取りを考えなくてはならないだろう。