Object.430U 装甲配置

バージョンアップによりObject.430(旧Tier10)からObject.430Uへと置き換えられた、前の430はソビエト中戦車3兄弟の中でもDPM/隠蔽特化の癖のある車両だったが、430Uになってからは打って変わって耐久性・単発重視というどちらかというと重戦車よりの性能調整を受けている。

430UAPCRAP/APCR耐性から見ていこう、車体上面は280mm近くと中戦車としては堅牢である。車体下部はソ連中戦車らしく面積が狭いため狙いを定めるには多少の時間がかかる。砲塔については中戦車としては異例の硬さを見せる。

砲塔正面付け根は300mm ~ 320mmと中華重戦車113と同等、もしくはそれ以上の硬さを持つ。キューポラも何故か硬い、Tanks.ggのバグであると信じたいが両キューポラとも最低でも300mm以上の貫通力がない限り貫徹は望めない。

砲塔天板も55mmの厚みを持っており3倍の厚みは165mm以上となり、これを標準化できる砲はJagt.E100/FV4005/FV215b 183のみであり、ここを貫通させるのは現実的ではない。

430UHEATHEAT耐性も概ね同じだが、貫通できる場所が面であるところが多いため、HEATの方が気持ち抜きやすい、330mmの貫徹力を持つHEATであるならば、積極的に使用することで対策が可能だ。

 

総じて見て弱点部位が極めて少なく、扱いやすい車体形状をしているため昼飯、豚めしの角度を取った場合は素直に厚みが増すというなんと面倒な。ハルダウン能力も水準レベルとして確保されており、ランダム戦においては現在もホットな車輌と言えるだろう。

格下Tierでこの車両と退治した場合は直接戦闘は避けることをおすすめしよう、重戦車であるならば砲口径の大きな車輌が多いので、榴弾で削り倒すことをおすすめしよう。基本的には車体を撃つことで効率的にダメージを与えることができるだろう。

装甲的に弱点をあげるとすれば側面装甲が60 ~ 90mm程度であり、豚飯角を取った際には強制跳弾以外での活用は難しいだろう、これは昼飯角で前に出したとしても軌道輪ごと側面を貫徹させることで有効打を期待できる。

性能面で他のソ連MTと劣っている点はDPMと弾速、加速力といったところだ。これといった弱点もなく、非常に良い性能をしているのがわかる。この車両はランダム戦でも猛威を奮っているが、TB/CWなどでもピン刺しで使用される機会は増えてきている。集団戦用の車輌というわけではないが、作って損のある車両ではない。

ご一考までに、といった感じだな。